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●徒然ロマンス●
ロマンス小説を中心とした本の感想ブログです
つまずいたプレイボーイ★
【つまずいたプレイボーイ】★
 ジェイソン・サリヴァン ハーレクインテンプテーション
ヒロイン ジニー(銀行員)
ヒーロー コール(不動産投資家)
平凡でこれといった取り柄もないヴァージニア・ホワイトは、今まさに結婚しようとしていた。夫となるのはコール・マッカラム。町の歴史に名を残すプレイボーイだ。
もちろん、二人の結婚は便宜的なものでしかない。コールは亡き祖母の遺産を相続するため、報酬と引き換えに六ヶ月だけ妻でいてくれる女性を必要としていた。
すべての角度から状況を分析したつもりだったが、ヴァージニアは一つ大きな誤解をしていた。それに気付いたのは、愛や思いやりとは無縁の結婚式が終わった夜、結婚したばかりの夫とホテルの一室で二人きりになったときのことだ。
「約束する。最高の気分にさせてあげるよ…」迫ってくるコールに仰天し、彼女はじりじりと後ずさりした。(あらすじより)



以下ネタバレ注意。



変わり者の母親のせいで周囲から距離をおかれてしまったヒロイン。不良でよそ者のヒーロー。孤独だった二人が一緒に生活していく中で心がふれあい、惹かれ合っていくお話し。よかったです。
孤独だったせいでピュアのままなジニーは、すれた女ばかり相手にしていたコールには新鮮だったことでしょうw そして、亡くなってなお心の中でジニーを責め続ける母親に苦しんでいたジニーにとって、コールの割り切った考え方は目からうろこw っつーか、心の中を打ち明けるという行為そのものが、ジニーにとって初めてのこと。


作者のミスなのか訳者のミスなのかはわかりませんが、コールに呼ばれるまで愛称で(ヴァージニア→ジニー)呼ばれたことのないはずのジニーのはずですが、1シーンだけ職場の同僚に「ジニー」と呼ばれているところがあって、惜しいなと思いました。ジニーに冷たい職場の同僚の中で、その人だけが偏見なく親しく接しています。そのミスの後に、コールが彼女をジニーと呼んでいるのを聞いて「私もそう呼ぶわ」っていうシーンがあるので、余計に残念に思ったり。



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【2007/06/23 14:17】 | 【た/だ行】 | トラックバック(0) | コメント(0)
花嫁と呼ばれる日★
【花嫁と呼ばれる日】★
 エマ・ダーシー ハーレクインロマンス
ヒロイン スカイ(マッサージ師)
ヒーロー ルチアーノ(土地開発会社の設計部門責任者)
五歳の息子マットを幼稚園に迎えに行った帰り道、停車中の赤いフェラーリから降り立った男性を見て、スカイは凍りついた。歳月を経ても、魅力的な姿は見間違いようがない。ルチアーノだ。
六年前、スカイはイタリア名家の長男である彼と愛し合っていた。だが彼の弟が、自分もスカイと関係を持っていると言い出し、彼女には身に覚えのない証拠写真まで持ち出してきた。弟を信じたルチアーノは、罵声とともにスカイを捨てたのだ。
その彼が、いったいなぜここにいるの?
スカイはパニックに襲われ、隣に居るマットの手を握り締めた。ルチアーノに生き写しの、息子の手を。(あらすじより)



以下ネタバレ注意。



この本、好きです。
浮気を疑われて別離→その後出産 という話しはロマンス小説には多いですけど、今まで読んだ中では一番好きかも。

嫁にふさわしくないというヒーロー家族の陰謀によって引き裂かれてしまうんですけども、ヒーローは陰謀にまったく気付いておりません。ここまではよくある話し。
大概のロマンス小説だと、ヒーローの誤解がとけてヒロインと仲直りした後は、いつの間にやらヒーロー家族にも受け入れられてめでたしめでたし…って運びなわけですが、この本の場合は、嫁側についたヒーローといまだ反対のヒーロー父が最後まで対立します。そしてヒーローは徹底的にヒロイン側。家族を捨てることも厭わないくらいヒロイン側。これが(・∀・)イイ! ブラボー!ヒーロー!
ヒーロー母もよかったですね。孫の母親なのでしぶしぶ→ヒロイン本人を認める、というのが行間に読み取れて。


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【2007/06/21 07:43】 | 【は/ば/ぱ行】 | トラックバック(0) | コメント(0)
秘密●
【秘密】●
 リン・グレアム ハーレクイン文庫
ヒロイン キャサリン
ヒーロー ルーク(会社オーナー)
「何できみと結婚しなければならないんだ?」これがルークの答えだった。「きみには、ぼくの妻にふさわしい家柄も教養もない」キャサリンの頬から血の気が引いた。父も母もなく孤児院で育ったキャサリンは、愛に飢えていた。著名な大実業家のルークに恋した十八のとき、何も求めず、ひたすら愛を捧げた。だが、彼女に与えられたのは、愛人という名前だった。豪華な住まい、贅沢な暮らし……そこにあるのは不安だけ。そして今、キャサリンは決断を迫られていた。(あらすじより)



以下ネタバレ注意。



初ハーレクインとなった、個人的に記念すべき本w それまであることは知っていても自分が読むことはないだろうと思っていたロマンス小説に、どっぷりハマるきっかけを作ってくれた本です。
ヒロインに去られてはじめて、どんなに大事な存在だったか気付いたヒーロー、ルーク。反省したなら正直に許しを請えばよかったのにねw そうしないのがロマンス小説w
リン・グレアムお得意の傲慢ヒーローですね。一歩間違えば恐怖を感じるくらいの傲慢ぶりですが、最後まで読んでオチ(?)がわかると、むしろ可愛く感じてしまうから不思議です。


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【2007/06/20 13:00】 | リン・グレアム | トラックバック(0) | コメント(0)
終わらない誘惑××
【終わらない誘惑】××
 マーガレット・メイヨー ハーレクインロマンス
ヒロイン カースティ(ソフトウェア開発会社社長)
ヒーロー ルーチョ(IT会社経営者 大富豪)
十六年前、カースティは恋人のルーチョの子供を身ごもったが、なにも告げずに彼のものを去った。ルーチョは当時から仕事にすべてをささげていて、結婚して家族と過ごす気などまったくなかったからだ。
今、カースティはある必要に迫られて、不本意ながら彼に電話し、再会を果たした。三十五歳になったルーチョはさらに魅力を増している。彼の誘惑に屈するつもりはないけれど、その瞳に見つめられただけでいまだに欲望がわき起こる。私はこれからどのようにルーチョとかかわっていけばいいのだろうか。(あらすじより)



以下ネタバレ注意。



なんか中途半端。そして不完全燃焼。
まず妊娠から十六年たって、どうして今再会しなければならないのかという理由がよくわからない。よくわからないのに、どうして今なんだ?という疑問を煽るような書き方をされているので、余計に欲求不満が残る。そこまで煽られたら、たとえば娘が病気で骨髄とかの移植の必要があるのに自分(ヒロイン)は適合しないから、とか、そこまで深刻でなくとも何かの説明がほしいところ。
そして一緒に居たいがためにヒロインの会社をあっさりと潰したヒーローに「なんじゃそりゃ」と思うその上、ヒーローが潰したと知ってヒロインは当然烈火のごとく怒るわけですが、「愛してるから一緒にいたかった」と説明されてコロッと許すのがまたまた「なんじゃそりゃ」ですわ。自分でソフト開発出来るほどの女なはずなのに、会社や仕事、そして従業員に対する執着のなさに嫌悪。
もう、不満ばかりが残る本でした。



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【2007/06/20 12:49】 | タイトル【あ行】 | トラックバック(0) | コメント(0)
クリスマスの青い鳥●
【クリスマスの青い鳥】●
 リンダ・ハワード ハーレクインクリスマスストーリーⅢ「四つの愛の物語」内
ヒロイン キャスリーン
ヒーロー デレク(小児科医)
クリスマスの日、キャスリーンは猛吹雪の中、小児科医デレクに助けられ、娘を出産した。しかも、キャスリーンがシングルマザーだと知ったデレクは、出会ったばかりの彼女にプロポーズする! キャスリーンこそ運命の女性だと直感したからだが、これまで心から愛された経験のないキャスリーンは、デレクの優しさにとまどうばかりで…。(あらすじより)



以下ネタバレ注意。



【流れ星に祈って】当時、15歳だったデレクが32歳になって登場。シリーズ3作のヒーローの中では、一番デレクが好きです。…が、非の打ち所の無いパーフェクトな男であるはずのデレクとしては、結婚するのは赤ちゃんのためだとキャスリーンに思い込ませてしまったのが大きな敗因でしたねw って、それがないと物語が進まないんですけどもw



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【2007/06/19 23:27】 | リンダ・ハワード | トラックバック(0) | コメント(0)
美しい標的●
【美しい標的】●
 リンダ・ハワード シルエットラブストリーム(ハーレクイン)
ヒロイン クレア(秘書)
ヒーロー マックス(副社長)
企業買収の内偵役に社長が白羽の矢を立てたのは、プレイボーイの評判が高いマックス・コンロイだった。完璧にととのった顔の下に鉄の意志と非情さを隠した彼なら、うまくもぐりこんで必ず情報を手に入れるだろう。
標的は、相手企業の社長秘書、クレア・ウェストブルック。マックスは自分の役目を心得ていた。あるパーティに出席し、離婚した夫と顔を合わせて困惑しているクレアを、新しい恋人のようなふりをして救い出したのだ。
いつもどおり簡単に女性の心をつかめると思っていたが、クレアはなんの興味もないという顔をむけただけだった。彼は一瞬仕事を忘れ、男としての闘争心をかきたてられた。(あらすじより)



以下ネタバレ注意。



【流れ星に祈って】スピンオフ。
顔が良くて生まれも良くて仕事も出来るとなると、そりゃーさぞ女にモテることでしょうなあ。そうやってものの数分で数々の女が落ちてきたわけですから、マックスが「女なんて簡単に落とせる」と思ってるのは仕方の無いことなんですが、それでも、やっぱしそういう男は鼻持ちならんですヨ。さらに画策好きなところもマイナス。クレアを自分のそばにおきたいがために、何人もの社員をあっちこっちに移動するって、もー公私混同も甚だしいッスよ。【流れ星】ヒーロー、ロウムもロマンスヒーロー(特にリンダヒーロー)の中では好きなタイプじゃないなーなんて思ってたわけですが、マックスはそれより苦手かもしれん。
こっちの話しもヒロインが可哀相ッス。買収に有利なネタのために近付かれたら、いくらその後に言い寄られても、信用できないよねー…。まして一度結婚に失敗してて、男に対して慎重になってたところにそんな男と当たったんじゃ。
んー。物語としては面白く読んだ。けどキャラは好きじゃないッス。



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【2007/06/19 23:02】 | リンダ・ハワード | トラックバック(0) | コメント(0)
流れ星に祈って●
【流れ星に祈って】●
 リンダ・ハワード シルエットラブストリーム(ハーレクイン)
ヒロイン サラ(秘書)
ヒーロー ロウム(会社役員)
サラの夢は愛情にあふれた家庭を持つことだった。親友のダイアンはファッションデザイナーを夢見ていた。それなのに、ある男性の存在が夢を入れ替えてしまった。
サラは同じ会社の若きエリート、ロウム・マシューズに恋をした。社内のピキニックにダイアンを招待するまでは、彼女がロウムを射止めるとは夢にも思わなかった。五ヵ月後に彼らは結婚し、やがて二人の息子も生まれた。幸せな家庭を壊さないように、熱い思いを心の奥に押し込めて、サラが仕事に生きようと決めた矢先、悲惨な事故が彼女の親友を奪い、ロウムは妻子を失った。(あらすじより)



以下ネタバレ注意。



子供が出来たら結婚を決意する数多のロマンスヒーローの中で、珍しくも子供を拒否する男、ロウムw じっと我慢して待つ女のサラ。二人は結婚しますが、悲しいのは、サラがロウムに恋焦がれてしるのに対して、ロウムは失った妻子を思う心の穴を埋めるために結婚したということ。しかもサラもそれをわかっていて、それでもそばにいられるのなら…という結婚だったこと。結果としてロウムもサラを愛するようになるのですが、それまでのサラの我慢を強いられた生活がなんとも不憫。サラを慕うタリフェロ母子の存在が救いですね。
ロマンス小説だから当然ハッピーエンドなんですけども、サラの不幸度が大きいので、読み終わった後でもなんとなくしんみり感が残りました。
1985年の作品ということで20年以上も前のものになるわけですが、初期リンダ作品は、なんかヒロインが可哀相なのが多い希ガス。

ハーレクイン公式サイトによりますと、7月に文庫化するようですね。本書のスピンオフ、【美しい標的】や【クリスマスの青い鳥】なんかも続けて再版されるんでしょうかね。
中古本屋を何件もハシゴして探し回って、それでも無くて、仕方ないからネットで買ったわけですが、待てばよかったかも…。いや、探し回ったのもいい思い出かw


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【2007/06/19 22:09】 | リンダ・ハワード | トラックバック(1) | コメント(0)
苦い別離××
【苦い別離】××
 エリザベス・パワー ハーレクインロマンス
ヒロイン テレーザ(メイクアップアーティスト)
ヒーロー ジェレイド(実業家)
「ぼくたちは、やり直すべきだ」突然現れた別居中の夫ジェレイドの言葉に、テレーザはうろたえた。わたしが家を出て一年半もたつというのに、いまさら会いに来て、そんなことを言い出すなんて!
ふたりは出会ったとたん恋に落ち、三ヵ月後には挙式した。しかし、幸せな結婚生活は長くは続かなかった。夫には愛人がいたのだ。
こちらを見つめる彼の瞳にはまだ情熱が宿っているけれど、わたしはもうこれ以上傷つきたくない。テレーザは彼から逃れようと、一歩あとずさった。(あらすじより)



以下ネタバレ注意。



複雑な家庭環境のせいで心に壁を作るヒロイン。壁があることを承知で結婚したヒーロー。誤解が重なって二人の間に亀裂が入ります。ヒロインの心の壁をヒーローは詰りますが、正直どっちもどっちっつーか。ヒーローに(もしかしたら作者にも?)自覚はないのですが、いやいや、アンタ他人のことを言えないくらい壁作ってるよとw
壁を作ってしまった理由を知りたがったヒーローですが、自分の愛人のことはヒロインにロクな説明もせず、ヒロインが愛人について聞こうとすると逆ギレってどうですかw 夜中に愛人から何度も電話(ときには無言)かかってきたら、そりゃ気にしますよ普通。愛人に騙されて罪悪感を植えつけられてたわけですが、罪悪感があれば妻に説明義務はないんですかってー話しですわ。そんな男が他人に対してなんだかんだと言うので、すっかりこのヒーローが嫌いになりました。



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【2007/06/15 22:05】 | 【な行】 | トラックバック(0) | コメント(0)
王家の花嫁×
【王家の花嫁】地中海の宝石 ×
 ロビン・ドナルド ハーレクインロマンス
ヒロイン アビゲイル(看護士)
ヒーロー カイラン(ダキア公国プリンス)
見事な金髪をくすんだ茶色に染め、体の線を台無しにする服を着て、アビゲイルは別人になりすまし、静かに暮らしていた。すべては、亡き親友プリンセス・ジェンマの遺志にこたえるため。ジェンマはわが子が愛の無い環境で育てられるのを嫌がり、幼子をひそかにアビゲイルに託したのだ。
だがある夜、ジェンマの異母兄プリンス・カイランが、アビゲイルの居場所をとうとう突きとめた。三年ぶりに会う彼を前にして、危険な記憶がよみがえる。満月の夜に一度だけ交わした、わすれもしないあのキス…。今、カイランの目に浮かぶ怒りと蔑みに、彼女は身を震わせた。(あらすじより)



以下ネタバレ注意。



悪くはないんですけど、なーんか薄味なんッスよ、全体的に。シリーズもので、他のも読んでたらひょっとして印象が変わるのかもしれませんが。別に王国ものじゃなくてもいいんジャネ?って感想です。名家とか金持ちとかでも充分成り立つ話し。王家に嫁ぐ民間人にしちゃ敷居が低いっつーか。よっぽどその辺のギリシャものの方が嫁入りが大変そう。設定は色々あっても、上辺だけで流れちゃってるような感じです。


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【2007/06/15 21:37】 | タイトル【あ行】 | トラックバック(0) | コメント(0)
愛だけが見えなくて●
【愛だけが見えなくて】●
 ルーシー・モンロー ハーレクインロマンス
ヒロイン アレクサンドラ(モデル)
ヒーロー ディミトリ(大グループ企業経営者)
パリで人気モデルとして活躍するアレクサンドラは、妊娠したのに気付いて愕然とした。相手のギリシャ人富豪ディミトリとは、一年前からつきあっている。結婚はしていなくても、彼に知らせなくては。
ところが一ヶ月ぶりに会ったディミトリは、ほかの女性と結婚すると言い、いきなり別れを切り出した。「妊娠したの。あなたの子よ」思わず打ち明けたアレクサンドラに、彼は冷酷に言い放った。おなかの子供は僕の子であるはずがない。きみはほかの男と寝ていただろう、と。(あらすじより)



以下ネタバレ注意。



ヒロインは仕事重視のモデルなので、ヒーローの立場から見ると、一見愛人向きの女に見えるかな。もし心情が語られなかった状態でこのキャラだけ見たら、他のロマンス小説に愛人として出てくるタイプなので、ヒーローが始めに結婚する気がなかったとしても、まあ仕方ないかなーと思います。(愛人タイプといっても、他の女に意地悪したりは当然しないです。)ヒロインにしてみれば、家族を支えるために仕事重視にせざるを得ないし、自分勝手な母親のせいで壁を築く性格になってしまったので、そんな事情をヒーローには話さないわけですが。
傲慢ヒーローによくあることですが(更にギリシャ人だから尚更)、ヒロインに暴言吐いておきながら、まー謝らない謝らないw


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【2007/06/15 21:21】 | ルーシー・モンロー | トラックバック(0) | コメント(0)
過ちの代償★
【過ちの代償】★
 キャロル・モーティマー ハーレクインロマンス
ヒロイン レオニー(探偵小説家)
ヒーロー ホーク(ホテルチェーン経営者)
いきなり訪れた威圧的な男を説得しなければならない―レオニーは妹の恋人の父親ホークに冷ややかな目を向けた。一大ホテルチェーンを経営する彼は、息子が財産目当ての女にだまされたと思い込み、手切れ金を払って別れさせようと家まで乗り込んできたのだ。この男性の辞書には、愛という言葉がないんだわ。
一方、ホークは目の前に座るレオニーに興味をそそられていた。双子の妹と共作で探偵小説を書いているというが、二十五という年齢よりはるかに若く見え、小悪魔的な魅力がある。息子の恋人の姉を誘惑するなんて許されない。しかし…。(あらすじより)



以下ネタバレ注意。



冒頭のヒロイン、可愛いッスw
ヒーローとヒロインの恋愛、ヒロインの双子の妹とヒーローの息子の結婚までのあれこれ、ヒロイン姉妹のトラウマ、ヒロインの元夫の問題、ヒーローの友人の問題、そして子供の誘拐と盛りだくさん。満足。



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【2007/06/14 23:12】 | タイトル【あ行】 | トラックバック(0) | コメント(0)
愛と憎しみのギリシア★
【愛と憎しみのギリシア】★
 ルーシー・モンロー ハーレクインロマンス
ヒロイン レイチェル(会計士)
ヒーロー セバスチャン(企業経営者)
両親の葬儀が終わったあとも、レイチェルは墓地にたたずんでいた。義父の親族の、蔑むような視線がいまなお胸を締め付ける。義父マサイアスは、欲深い妻によって破滅したも同然だった。そしてレイチェルは、その妻の娘なのだ。
そのとき、セバスチャンの姿が目に飛び込んできた。親族の中で、彼だけがやさしくしてくれた。何年も前から、レチェルはそんな彼に心を寄せるようになった。「心からお悔やみを申し上げるわ」レイチェルは思わず声をかけた。彼も、親しいマサイアスの死にうちひしがれているように見えたからだ。だが、こちらに向けられたセバスチャンの冷たい目を見て息をのんだ。(あらすじより)



以下ネタバレ注意。



親戚一同から白い目で見られていたというヒロインですが、その描写がト書き程度にしかなく、庇ってくれていたはずのヒーローは冒頭から敵意むき出し、更に誤解でヒロインにひどい言葉を投げつけたヒーローを、ヒロイン寄りの立場で諌めたのがヒーロー母、ということもあって、「唯一庇っていたのがヒーロー」という設定の印象が薄い薄いw むしろお前がいじめてたんジャマイカってなくらいヒロインを悪くしか受け取らないヒーロー。まあ、父親代わりだった大叔父が亡くなって動揺してたわけですが。
しかし、距離を置いていたために母親をたしなめようとしなかったヒロインが気に入らないのはまだしも(ヒロインには母親と距離を置きたい理由があったわけですが、そんなことはヒーローにわかるはずもなく)、いまどき血が出なかったからバージンじゃないってのは、いや、エッチに疎い中学生ですかあなたはw しかも母親とそんな話しすんなw
と、ツッコミどころは満載ですが、実はこの本ツボです。結構読み返してます。

スピンオフとして、ヒーローの弟のロマンス【ギリシアの聖夜】がハードカバーで出ています。




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【2007/06/14 22:46】 | ルーシー・モンロー | トラックバック(0) | コメント(0)
ボスはプレイボーイ★
【ボスはプレイボーイ】富豪一族の伝説Ⅴ ★
 アーリーン・ジェイムス シルエットスペシャルエディション(ハーレクイン)
ヒロイン エミリー(副社長補佐)
ヒーロー ローガン(副社長)
エミリーはこの二年間、ボスのローガン・フォーチュンに報われない思いをいだいていた。上流社会の女性たちと浮名を流すボスへの気持ちを隠し、彼の恋の後始末さえ引き受けてきた。
だがある日を境に、ローガンの優雅な独身生活は一変する。かつての恋人がひそかに彼の子供を産み、亡くなったのだ。一夜にして父親になったローガンは、またもやエミリーに助けを求めてきた。
「きみが必要なんだ」熱く訴える彼のまなざしに、エミリーは愚かにも叶うはずのない夢を見てしまった。



以下ネタバレ注意。



ツボですw プレイボーイだったヒーローと健気な秘書(補佐か?)、そしてヒロインに懐く子供。ヒロインに惹かれている自覚のないままに、周りにヒロインがどんなに優秀な子守か語るヒーロー、周りには惹かれているのが一目瞭然w
ヒーローは今まで結婚に結びつかない付き合いをしてきたので、ヒロインに惚れた自覚が芽生えた後も、結婚のことは思いつきません。対して、恋愛=結婚のヒロインは、ヒーローが自分に飽きたら捨てられると思い込んでいます。ヒロインに去られて初めて、ヒロインはいつか捨てられると思っていたと気がつくヒーロー。


「伝説」シリーズを通しての謎は、誘拐されてしまった子供の行方。シリーズ途中で解決しますが、後半にはフォーチュン家に恨みを持った犯人が脱走してフォーチュン家の人間なら無差別に命を狙ってくる、というもの。
しっかしこのフォーチュン家、やたらと親戚多いッスねw 誘拐されたりよそに子供作ったりw


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【2007/06/12 23:57】 | 【は/ば/ぱ行】 | トラックバック(0) | コメント(0)
侯爵夫人と呼ばれて★
【侯爵夫人と呼ばれて】★
 リン・グレアム ハーレクインロマンス
ヒロイン ソフィー(トレーラーハウスの清掃係)
ヒーロー アントニオ(実業家 スペインの侯爵)
ソフィーはトレーラーハウスの清掃や内職をしながら、姉が遺した幼い娘を必死に育てている。
ある日、姉の亡夫の兄、アントニオ・ロチャ侯爵が訪ねてきた。子供の存在を知り、一族に迎えたいというのだ。彼とは姉の結婚式に出席したときスペインで出会った。お互い、たちまち恋に落ちたと思っていたのに、なぜかふしだらな女と誤解され、あっけなく終わった。
そして今、アントニオは、姪を渡すつもりのないソフィーに、便宜上の結婚を申し出た。夫の自由が保障されるという、屈辱的な結婚を…。(あらすじより)



以下ネタバレ注意。



そういえばこの本、身分違い結婚ネタには珍しく、家族の反対がないw
リン・グレアムお得意の傲慢ヒーロー。傲慢ゆえの勘違い→思い込み→ヒロイン批難という図式が多い作者ですね。
他のヒロインは健気系で、一方的にヒーローが誤解、というのが多いですが、この本はヒロインも結構迂闊です。とは言っても不貞をしたり…ということではなく、思慮が浅いというか。考えなしの言動をしてしまって、ヒーローの誤解に拍車をかけていくという。
本の通販サイト等の利用者の書評では評価が低いことが多い本なのですが、ヒーローが大暴言→その後深く反省 というパターンが大好物の私にとってはツボです。


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【2007/06/11 13:39】 | リン・グレアム | トラックバック(0) | コメント(0)
御曹司のフィアンセ★
【御曹司のフィアンセ】富豪一族の肖像Ⅳ ★
 バーバラ・ボズウェル シルエット(ハーレクイン)
ヒロイン ジュリア(秘書)
ヒーロー マイケル(化粧品会社商品開発部門副部長)
“結婚したいアメリカ人男性トップテン”に選ばれてからというもの、マイケルは女性たちに追い回されて、化粧品会社の重役としての仕事にも支障を来たすようになった。そこで秘書のジュリアに、偽の婚約者になってほしいと申し出る。ボスへの恋心を長年抑えつけてきたジュリアはためらったが、高額の謝礼を提示され、断ることなどできなかった。妹の医療費を支払うためなら、どんなことでもするしかない。しかしジュリアの事情など知る由も無いマイケルは、承諾した彼女への軽蔑を隠さず、冷たく言った。「これだけ支払えば、きみも満足だろう?」(あらすじより)



以下ネタバレ注意。



ボスと秘書。ツボです。秘書が健気なタイプなら尚ツボです。
最初からヒーローに事情を話しておけばよかったんジャマイカ?というツッコミをしてはいかんのですねw それじゃ物語は始まらないw

ヒーローは、自分の母親が金の亡者なので、そもそも女性を信用してません。なのでヒロインの言動も悪い方へ受け取りがち。
感情にまかせてヒロインに対して暴言を吐き、事情を悟って大反省ってのもツボ。(まあ、ロマンス小説のヒーローに多いですけどねw)


Ⅰと違って発行がスペシャルエディションじゃないのは、最近再版されたものだからです。…ブックオフで買ったことには変わりありませんがw


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【2007/06/11 13:06】 | タイトル【あ行】 | トラックバック(0) | コメント(0)
雇われた夫△
【雇われた夫】富豪一族の肖像Ⅰ △
 レベッカ・ブランドワイン シルエットスペシャルエディション(ハーレクイン)
ヒロイン キャロライン(化粧品会社マーケティング部門副部長)
ヒーロー ニック(化粧品会社研究職 科学者)
あのプレイボーイ、ニックと結婚しろですって? 祖母の言葉に、キャロラインは驚愕した。祖母が経営する化粧品会社は、画期的な若返り乳液の完成まであと一歩のところまできていた。ところが、商品開発の要となるロシア人科学者のニックがスパイの容疑をかけられ、国外に追放されそうなのだという。彼の妻になって、永住権を与えるしか道はない。
以前からハンサムでセクシーな彼を強く意識していた彼女は、かたちだけの結婚に反発しながらも、しぶしぶ受け入れた。ベッドは決してともにしないという条件をつけて。だかキャロラインは承諾したことをすぐに後悔した。ハネムーン先の部屋に、大きなダブルベッドが用意されていたのだ。(あらすじより)



以下ネタバレ注意。



偽装結婚が、お互い惹かれ合って本物の結婚になるというパターンです。ネタ的には好きです。が、ロシア人という設定のヒーローに激しく違和感。いや、ロシア人が悪いのではなく、ロシア人っぽく見えない、という違和感なのですが。つーか、ロシア人の男性の典型的なタイプがどんなんだっつーのがそもそもわからないのですがw それでもヒーローの会話文の中でヒロインに対して「ベイビー」なんて使われてるのを見ると違和感を感じてしまいます。

富豪一族ものは、ロマンス小説にハマった最初の時期に、古本屋で一気買いして集めました。当たりもあればハズレもあり…という感じで、特にツボだったもの以外は全部手放してしまいまして。そんな中、これは残したので、お話し的には私のツボです。ツボなんですが、ロシア人描写の違和感がやっぱり引っかかるので、そのうち手放すかもしれませんw

シリーズを通しての謎があります。
ヒロインの祖母、ケイトの飛行機事故による失踪。(公には亡くなったことになっている。)肖像シリーズ一巻目での本書で事故が起こります。


しかし、ニックが開発している若返り乳液。…欲しいw


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【2007/06/11 12:32】 | 【や行】 | トラックバック(0) | コメント(0)
カムフラージュ★
【カムフラージュ】★
 リンダ・ハワード MIRA文庫(ハーレクイン)
ヒロイン ジェイ(元銀行員)
ヒーロー スティーブ
今日は人生で最悪の日だ。投資銀行員の職を失ったうえに、別れた夫が危篤だなんて。FBIを名乗る二人に連れられ病院へ駆けつけたジェイは、元夫の変わり果てた姿に愕然とする。全身を包帯で覆われたその男には、かつての面影の片鱗も無い。
何かがおかしい―頭の中に警報が鳴り響いたが、ジェイは患者の身元証明に応じてしまう。その一言が、自らの運命を大きく狂わせるとは夢にも思わずに…。(あらすじより)



以下ネタバレ注意。



諜報員ケル・サビン周辺シリーズのラスト、四作目。ケルの部下がヒーローです。ケル自身も「ボス」として登場。何も別にケルの名前を隠さなくても、と思うんですが、訳者の好みなんですね…。
リンダのヒロインは、よくヒーローを守ろうとします。この本のヒロイン、ジェイも例外ではありません。ジェイの守りっぷりが他と違うのは、他のヒロインが、ストーリーの進行上の出来事の中でエピソードの一つとして守ることが描かれているのに対し、ジェイは最初から最後までヒーローを守ることが目的とされて描かれている点。(二作目【ダイヤモンドの海】も大した守りっぷりでしたが。←これは本書の中でボス=ケル自身も認めています。)
しかし、記憶喪失の上、やけど骨折その他モロモロでミイラのようになりながらも、他の器官以上にペ○スが役に立つかどうかが気になったヒーローに思わず失笑w


一作目【炎のコスタリカ】
二作目【ダイアモンドの海】
三作目【瞳に輝く星】

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【2007/06/10 04:43】 | リンダ・ハワード | トラックバック(0) | コメント(0)
瞳に輝く星★
【瞳に輝く星】★
 リンダ・ハワード MIRA文庫(ハーレクイン)
ヒロイン ミシェル(牧場主の娘)
ヒーロー ジョン(牧場主)
亡き父の机を整理していたミシェルは、信じられないものを見つけた。返済期限の過ぎた融資契約書。生前の父は、隣の牧場を営むジョン・ラファティーに多額の借金をしていたらしい。よりによって、あんなプレイボーイに頭を下げる日が来るなんて! 返済期限を延ばしてもらおうとジョンを呼び出したミシェルは、さらに信じがたい言葉を耳にする。「金の代わりに別の方法で支払いたいというんだろう、お嬢さん? それならこっちも望むところだ…」(あらすじより)



以下ネタバレ注意。



諜報員ケル・サビン周辺のシリーズ三作目。…とはいってもこの作品のつながりとしては、ケルと結婚した二作目のヒロイン、レイチェルのご近所に本作ヒーロー、ジョンがいた、というだけなので、他の三作とはちょっと毛色が違いますね。諜報員ものではありません。ケルとレイチェルの名前がちょっと出てくる程度ですし。
「お互い素直になってりゃよかったのにね」って言っちゃうと、ロマンスものが殆ど全部成り立たなくなってしまうわけですがw そこはやっぱりリンダ・ハワードですから、ぐいぐい読ませてくれます。リンダの本を読んだのはこれがはじめてだったわけですが、引き込まれました。
人の話しなんか聞きやしないジョンw 有無を言わさずミシェルを支配下に置こうとするのですが、ミシェルも一筋縄ではいきません。リンダの書くヒーローはカッコイイですが、ヒロインも負けてないッス。
二人の覇権争い(?)から、後半はサスペンス調になるわけですが、ジョンに守られてるだけじゃなく、自らケリをつけようとするミシェルがいいです。



一作目【炎のコスタリカ】
二作目【ダイアモンドの海】
四作目【カムフラージュ】

テーマ:ロマンス - ジャンル:本・雑誌

【2007/06/10 03:58】 | リンダ・ハワード | トラックバック(0) | コメント(0)
裏切りの指輪△
【裏切りの指輪】△
 ミシェル・リード ハーレクインクラシックス
ヒロイン サラ
ヒーロー ニコラス
サラは三年近く前に夫と別居し、幼い愛娘と暮らしている。そもそも、別居の原因は夫ニコラスが娘ライアを自分以外の男の子供だと信じきっていることだ。サラは不貞などしていない。ライアはニコラスの子なのだ。
だが、ニコラスが誤解しているのには、理由があった。ニコラスの父、シチリアの大立者アルフレード・サンティーノの策略だ。サラのせいでシチリアの名門との縁組を果たせなかったことを恨み、サラを罠にかけ、ニコラスにサラの不貞を信じ込ませたのだ。
今日、公園で子守と遊んでいたライアが誘拐され、サラは半狂乱になった。その知らせで三年ぶりに現れたニコラスはライアを“あの子供”と呼ぶ。なんとしてでも娘を取り戻して! どう思っている夫でも、今、サラはニコラスにそう叫ぶしかない。(あらすじより)



以下ネタバレ注意。



あー…、惜しい…。(←私的ツボにHITしそうだったw)
ヒーローの父親がまあとにかく意地悪なんですが、嫁を気に入らない数多のハーレクイン父の中でもダントツに萎え。今まで読んだ中で最悪の父。意地悪のやり方が女っぽくてダメよ。息子にはいい顔を見せつつ陰でヒロインに意地悪(しかもやり方が作為的で暗い)ってのは、女のやり方ですよ。この表と裏の二面性は。男が、しかも立派な家の家長がこんな姑息な手を使っちゃダメダメ。萎え萎え。(アンチ嫁の家長の理想は嫁を無視、息子とは断絶、かな。責めが、その嫁を選んだ息子にいくってのがいいッスね。)この役が母親だったら、こんなには萎えなかったのに。残念。チョー残念。その親父以外は私好みの展開だっただけに、非常に残念。


テーマ:ロマンス - ジャンル:本・雑誌

【2007/06/10 02:18】 | タイトル【あ行】 | トラックバック(0) | コメント(0)
結婚という名のビジネス△
【結婚と言う名のビジネス】求む、妻Ⅲ △
 ミランダ・リー ハーレクインロマンス
ヒロイン ナタリー(結婚紹介会社経営)
ヒーロー マイク(ソフトウェア会社経営)
結婚相手紹介会社<求む、妻>を営むナタリーのもとに、ある日、新しい客が訪れた。会社経営者なのに兵士のように見えるその男性マイクは一ヵ月後には結婚していたいという。仕事に必要な便宜上の結婚であり、すぐに離婚するつもりだとも。
偽りの結婚に相手は紹介できない。ナタリーは断ったが、マイクは、花嫁への報酬として二百万ドルを提示してきた。
そんな大金があったら、両親の借金を返済してあげられるのに…。ナタリーは気がつくと、自分でも信じられないことを口走っていた。「わたしではどうかしら?」(あらすじより)



以下ネタバレ注意。



このシリーズのヒーローは三人とも結婚に愛はいらないと言ってるわけですが、その中でも一番、愛なんかいらないと言っているのがこのヒーロー。他二作のヒーローは、愛はいらないと言いながら、それでも結婚はしたかったw でもこのヒーローは、そもそも結婚すらしたくないw
ロマンス小説の黄金パターンのひとつとしてあるのが、この「仕方なく結婚」のパターンですね。結婚してないと仕事の契約がうまくいかないとか、遺産が相続できないとかw
生まれのせいで愛をまったく信じていないヒーローと、親の借金のために一時的にと結婚するヒロインですが、お約束どおり惹かれ合います。
全体的に可もなく不可もなく。
二作目が気に入ったのでついでに買ったのですが、これ単品だったら買わなかったと思う。つまらないわけじゃないんだけど。


一作目【夫に片思い】
二作目【情熱だけの関係】
三作目【結婚という名のビジネス】

テーマ:ロマンス - ジャンル:本・雑誌

【2007/06/10 01:04】 | 【か/が行】 | トラックバック(0) | コメント(0)
情熱だけの関係△
【情熱だけの関係】求む、妻Ⅱ △
 ミランダ・リー ハーレクインロマンス
ヒロイン アラナ(主婦)
ヒーロー リース(不動産開発会社社長)
結婚披露宴で、アラナは夫リースの友人とダンスを踊っていた。すると驚いたことに、リースが嫉妬に満ちた視線を向けてきた。変ね、彼が嫉妬なんてするはずがないのに。
結婚紹介所<求む、妻>を通じて愛情抜きの結婚をしたアラナは、リースにとって、飾り物の妻でしかなかった。二人が喜びとするのは、ベッドのなかでの行為だけ。だがその夜交わした愛は、今までとは何かが違っていた。もしかしたら、私たちの関係が変化し始めているの?
それを確かめることはできなかった。翌日、アラナは交通事故に遭い、夫の記憶を失ってしまったからだ。(あらすじより)



以下ネタバレ注意。



前夫のDVに苦しんだが、なんとしても子供が欲しいヒロインと、経済的に危機だった時期にあっさりと前妻に去られ、美しい女性と結婚して見返したいヒーロー。共に前の結婚でこりてしまった二人ですが、結婚紹介所で知り合い、互いの過去をよく知らないまま利害関係が一致して愛の無い結婚に踏み切ります。
表面的にはうまくいっている結婚生活。でも、ある日の交通事故でヒロインの記憶は5年前へ。便宜上の夫に過去の傷を晒してしまうことに。
ヒロインを労わる過程でヒーローは愛を自覚していくんですが、そういうのが私的ツボなので、三部作<求む、妻>の中では、これが一番好きです。


一作目【夫に片思い】
二作目【情熱だけの関係】
三作目【結婚という名のビジネス】

テーマ:ロマンス - ジャンル:本・雑誌

【2007/06/10 00:38】 | 【さ/ざ行】 | トラックバック(0) | コメント(0)
夫に片思い△
【夫に片思い】求む、妻Ⅰ △
 ミランダ・リー ハーレクインロマンス
ヒロイン ホリー(フローリスト)
ヒーロー リチャード(銀行の最高経営責任者)
フローリストのホリーは、銀行の最高経営責任者であるリチャードと交際を始めた。平凡なだけの女になぜ興味があるのか疑問に思いつつも、彼の目に宿る情熱に賭けてみることにした。それでも、自分は本気の相手ではないと心のどこかで感じていた。リチャードは亡き妻を愛し続けていると聞いたこともあるし…。
悪い予感は的中した。ある日、彼と訪れたパーティで、リチャードの友人の妻が教えてくれたのだ。彼は、結婚相談所に登録して妻を探していると。やっぱりわたしは、遊び相手にすぎなかったの?(あらすじより)



以下感想。ネタバレ注意。



可もなく不可もなく。愛はいらんと便宜上の妻を求めていたリッチなヒーローが、純真なヒロインに惹かれていく…という、まさしく予想通りの展開ですw ヒロインの周辺には意地悪な継母とその娘。そいつらが財産を巻き上げようと狙っております。ヒロインを愛してるという自覚のないヒーローは、その状況を利用しますが、後に自らの墓穴となります。
ヒロインの職業、フローリストって何よ?と思いましたが、花屋なのね。ロマンス小説では「花屋」じゃいかんのねw


一作目【夫に片思い】
二作目【情熱だけの関係】
三作目【結婚という名のビジネス】

テーマ:ロマンス - ジャンル:本・雑誌

【2007/06/09 23:59】 | タイトル【あ行】 | トラックバック(0) | コメント(0)
ダイヤモンドの海★
【ダイヤモンドの海】★
 リンダ・ハワード MIRA文庫(ハーレクイン)
ヒロイン レイチェル(元記者 小説家兼土産物店経営)
ヒーロー ケル(諜報員)
「死なないで!」レイチェルは男を抱えて浜辺に引き上げた。全裸だ。しかも銃で撃たれている。この人はいったい何者? 鍛え抜かれた見事な体躯。危険な匂いがすることだけは確かだ。
警察に通報しようとしたが、元取材記者の本能が警報を鳴らした。仮に彼が諜報員なら、警察に引き渡すことは命取りになる。男をかくまうことに決めたこの瞬間、レイチェルの運命は劇的に変化した。(あらすじより)



以下感想。ネタバレ注意。



諜報員ケル・サビン周辺のシリーズの二作目。ケル本人のロマンスです。三作目【瞳に輝く星】のヒーロー、ジョンも後半にちょこっとだけ登場。一作目のヒーローであるグラントとヒロインのジェーンも登場。

瀕死の状態で流れ着いた意識不明のヒーロー、ケルを、わけもわからぬままかくまって看病するヒロイン、レイチェル。ジェーンとはまったく違うタイプのヒロインですね。芯が強いところは共通ですけども。
田舎に引っ込んで小さなお店をひっそりとやっている一見地味なレイチェルですが、そこは元取材記者。かなりデキる女です。
別れる運命と知りながら惹かれ合う二人。そして命をかけてケルを守ろうとするレイチェル。別れることでレイチェルを守ろうとするケル。

もちろんこの本一冊で充分に面白いのですが、私が思ったのは一作目との相違点が面白いなぁということです。
同じく優秀な諜報員でありながら、現役を退いたグラントと現役に拘るケル。(この違いが、最終的にヒロインの前に再び現れるまでのいきさつの違いにも通じるのかなぁ)
(元)諜報員と恋に落ちるヒロインの芯の強さは共通。だけど、性格や言動はまるで違うジェーンとレイチェル。
もしこの二作のヒーローが入れ替わったとして、ジャングルを越えてジェーンを救いに行ったのがケル、意識不明で浜辺に流れついてレイチェルにかくまわれたのがグラントだったら、恋はまったく生まれなかったでしょうねw というわけで、やはりベストマッチな二組です。


一作目【炎のコスタリカ】
三作目【瞳に輝く星】
四作目【カムフラージュ】

テーマ:ロマンス - ジャンル:本・雑誌

【2007/06/09 22:59】 | リンダ・ハワード | トラックバック(0) | コメント(0)
炎のコスタリカ★
【炎のコスタリカ】★
 リンダ・ハワード MIRA文庫(ハーレクイン)

ヒロイン ジェーン(富豪の娘)
ヒーロー グラント(元諜報員)

国家機密をめぐるスパイ事件に巻き込まれた富豪の娘ジェーンは、コスタリカの長官トゥレゴによってジャングルの奥地に監禁されていた。お気に入りの女を演じて信頼を得たのも、すべて今夜の脱出計画のため。逃亡用の食料も準備万端。
一方、ジェーンの救出を依頼された元諜報員グラントは木陰から様子をうかがっていた。わざわざこんな密林を抜けてやって来たのに、問題の娘は楽しそうにはしゃいでいる。(あらすじより)



以下感想。ネタバレ注意。


お嬢ジェーンが可愛いッス。邪気のないおてんばぶりで、非情な男だったはずのヒーローグラントを振り回す振り回すw
どのくらい邪気がないかというと、木の葉一枚落ちただけで目を覚ますような隙の無い元諜報員であるはずのグラントが、逃亡中の夜中に、いつの間にかジェーンに乗っかられても起きないくらいw(つーか、このときはもう、グラント本人に自覚なくても、ジェーンに惚れちゃってたんでしょうね)
任務が終わり、ジェーンの前から去ったグラントを再び取り戻す方法も、このヒロインならでは。


グラントの元同僚である現役諜報員、ケル・サビン周辺のスピンオフ一作目です。私は三作目の【瞳に輝く星】が初リンダで、「105円だし(INブックオフw)シリーズものなら読んでみよ~」というくらいの軽い気持ちで二作目【ダイヤモンドの海】と一緒に買ったのですが、これでリンダにハマり、更にスーザン・ブロックマンやらビバリー・バートンやらのエージェントものに手を出すようになって、どんどんロマンス小説の深みにハマっていった、という記念すべき本。


二作目【ダイアモンドの海】
三作目【瞳に輝く星】
四作目【カムフラージュ】

テーマ:ロマンス - ジャンル:本・雑誌

【2007/06/08 20:38】 | リンダ・ハワード | トラックバック(0) | コメント(0)
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